承継・相続トラブルの種のない家族はいない

承継・相続トラブルの種のない家族はいない

事業承継の準備を何もしていない経営者の方とお話をしていると、決まって「うちの家族は仲がいいから大丈夫。相続トラブルなんか起こるはずがない」、「うちの会社はアットホームな会社だから、自分が退いた後も息子と従業員でうまく会社を回していってくれるはず」などの楽天的な考えをしがちです。しかし、そういった会社ほど、実際にはうまく行かないことが多いのです。

事業承継にまつわるさまざまなトラブルは、地下でじっと眠っている植物の種のように目に見えないものなのです。そして、いざ承継・相続の段になってみると、トラブルの種は関係者たちの不平不満を栄養にして一気にムクムクと成長し、あっと言う間に手に負えないほど大きくなってしまいます。

今は表面的には何の問題もなく見えても、どこにトラブルの種が眠っているかは分かりません。もっと言えば、どこの会社・家族にもトラブルの種の1つや2つは必ず潜んでいます。私はこれまで200件以上の事業承継・相続に関わってきましたが、何の準備もしないまま相続を迎えて、問題なく承継・相続が完了したケースなど皆無だと断言できます。

経営者は起業時から忙しいことが多かったり、まだ承継は先のことだと思って悠長に構えていたりすることが多く、家族とのコミュニケーションが十分ではないまま、承継・相続に突入していってしまうことが本当に多いのです。誰を後継者にするか、どんなふうに承継してもらいたいかなどの話が通じていないと、遺された側は一体どうしてよいか分かりません。

問題を丸投げにされた場合、遺族のとる態度は概ね次の3つに絞られると思います。

1つは、「途方に暮れる」です。迷っている間に無駄に時だけが過ぎていき、何の有効な手立ても取れないパターンです。

2つめは、「じゃあ、勝手にさせてもらう」と遺族それぞれが暴走するパターンです。これは各人が自分の思いや損得を主張し合って、無事な決着を見ることができません。

3つめは、「自分たちで力を合わせて解決しよう」と前向きに進んでいけるパターンです。これができれば理想ですが、突然の事態に結束できる家族は思っているほど多くはありません。最初は協力し合っていても、そのうち摩擦が生じ始め、空中分解してしまう可能性が非常に高いのです。

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